2019/01/29

マンスリーマンションを利用する3つのメリット・デメリット

マンスリーマンションは、1ヶ月単位で期間を決めて契約・利用することができるマンションのことを言い、ホテルと同じように短期間の滞在先としても利用可能です。

しかし、ホテルとの違いや、マンスリーマンションのメリット・デメリットが分からないなどの理由から、利用に至らない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、マンスリーマンションを利用する際のメリット・デメリットを紹介します。

1.マンスリーマンションの利用シーン・ユーザー

まずは、マンスリーマンションがどのような用途で使われているのか見てみましょう。

マンスリーマンションの主な利用シーンには以下のような例があり、幅広い目的で使用されています。

・会社の研修や長期出張・転勤などのビジネスユース
・受験や長期旅行に伴う滞在先
・自宅リフォームや建て替え中の仮住まい
・引越し時の新居入居日までのつなぎや、次の物件を探す間の滞在先

少し変わった利用例として「住みたいエリアの試し住み」「海外からの一時帰国中の滞在先」という例もあります。いずれにしても「特定の期間、一時的に住まいが必要」なシーンで利用されているといえるでしょう。

特に、滞在期間が長期にわたる場合、ホテルより料金が安価なことや炊事・洗濯が可能など、普段と変わらない生活が送れることにメリットを感じ、ホテルよりマンスリーマンションを選ぶ方も多いようです。
中には、短期滞在でも「ホテル住まいより普段通りの生活がしたい」という理由で、あえてマンスリーマンションを選ぶ方もいます。

マンスリーマンションは契約後すぐに入居可能なため、契約から入居まで時間がかかりません。契約がWEBで完結できる物件なら、申し込みにかかる手間はホテル予約と大差ありません。したがって、時間のない忙しい方や急な予定で宿泊先が必要になった方にも好まれています。

2.マンスリーマンションを利用する3つのメリット

マンスリーマンションを利用するメリットは、通常の賃貸契約のデメリットをカバーできているところにあります。

賃貸物件へ越す際の悩みとして、さまざまな手続きや初期費用が必要となることが挙げられます。すぐにでも引越ししたくても、難しいケースも多いものです。また、新しい家具・家電が必要になることから、生活に必要な資金を用意しなければなりません。

ここからは、マンスリーマンションを利用する代表的なメリットを3つ紹介します。

2-1.生活に必要な家具・家電がそろっている

マンスリーマンションがもつ最大の特徴であり、メリットとして挙げられるのが「生活に必要な家具家電がそろっている」ことです。

ホテルも、家具家電付きという意味では、マンスリーマンションと変わりはありません。しかし、キッチンまで置いているホテルは少ないため「個室で炊事・洗濯がいつでも自由にできる」という点が、マンスリーマンションとホテルとの大きな違いといえるでしょう。

また、一般賃貸契約であれば、引越しの際に新居に荷物を運び入れて家具や家電の配置を行わなければならず、新しく必要となる生活用品の購入や受け取り・設置などの手間がかかります。

マンスリーマンションなら家具家電付きのため、手間や労力をかけずに入居日から普段通りの生活が始められる点も、魅力的なメリットです。

2-2.契約の手間がかからない

手続きの手間の多さや、契約から入居までに時間がかかる一般賃貸契約に対して、マンスリーマンションは身分証明書の提示だけで入居できるケースが多く、契約手続きが簡単です。一般賃貸契約では必須の保証人も、物件によっては不要な場合もあります。
したがって、新規契約時の時間や手間が省けることも、マンスリーマンションの大きなメリットです。

また、通常の賃貸物件では、電気・ガス・水道・インターネットなどの開通手続きも必要ですが、マンスリーマンションではすぐに使用可能な状態となっているため、入居者が開通手続きをする必要がありません。

退去手続きも、退去日の立会いが不要、鍵も郵送返却が可能と、煩わしさなく手続きを完了することができます。

2-3.初期費用・諸経費が安い

一般賃貸契約では家賃のほかに礼金・敷金・保険料・仲介手数料などを合わせた初期費用が必要です。

しかし、マンスリーマンションの場合、清掃費はかかるものの、敷金・礼金などの初期費用が一切ないため、契約費用が大幅に抑えられるというメリットがあります。

家具家電購入費も不要で引越しの荷物も最小限で済むことから、引越し費用も抑えられるというコスト面でのメリットが大きい点が魅力といえるでしょう。

加えて、物件によっては共益費・管理費がかからない、水道光熱費込み、インターネットも無料もしくは個人で契約するより安価に使える物件もあります。マンスリーマンションの選び方次第では初期費用だけでなく、生活費も抑えることができるのです。

3.マンスリーマンションの利用時に気をつけたい3つのデメリット

メリットと合わせて、マンスリーマンションのデメリットを事前に知っておくことは、契約後のトラブルを防ぐためにも大切なことです。
ここからは、不安を最小限に抑えて安心して過ごすため、マンスリーマンションを利用する際に必ず気をつけておきたいポイントを3つ紹介します。

3-1.入居審査が甘く近隣住民の情報・人柄も分からない

マンスリーマンションは賃貸と比べると入居審査が甘く、どのような方でも入居しやすい環境です。そのため、入居や退去の頻度も高く、隣にどんな人が住んでいるのか分かりにくいため、防犯面や住人トラブルにつながらないか不安があるという方もいらしゃるでしょう。

マンスリーマンションの防犯面が気になる場合は、オートロック機能や防犯カメラなどのセキュリティ面が充実した物件を選ぶことで、デメリットを最小限に抑えることが可能です。
特に、女性の一人暮らしの場合は、セキュリティを重視して物件を選ぶことをおすすめします。

3-2.賃貸住宅よりも割高

マンスリーマンションは初期費用がかからないことや設備が充実している分、賃貸より賃料が2割ほど高めというデメリットがあります。また、入居時の審査が甘い分、入居前に料金一括前払いの物件も多くなっています。

しかし、マンスリーマンションは長期利用向け割引プランがある物件も多く、長く滞在すればそれだけ割安になっていきます。使用シーンに応じで短期・長期と使い分けられる点はマンスリーマンションならではのメリットでもあるため、上手に活用すると良いでしょう。

ただし、途中解約すると違約金が発生する場合があります。せっかく割引制度でお得に利用していても、違約金で結局割高になる可能性もあるため、契約の際に違約金についても確認しておきましょう。

3-3.防音性が低い物件が多い

マンスリーマンションは、軽量鉄骨で作られている物件が多く、防音性が低くなりがちです。隣の部屋の音が聞こえたり、通路を歩く音や階段を降りる音が聞こえたりする可能性があります。
周りの生活音が気になって寝不足になる可能性や、自分の生活音も周りに聞こえていることも否定できないため、人によってはデメリットとなるでしょう。

防音性を求める場合、軽量鉄骨で作られた物件より割高となりますが、遮音性の高い鉄筋コンクリートや重量鉄骨造のマンスリーマンションがおすすめです。

4.マンスリーマンションのメリット・デメリットを踏まえた宿泊先探しを

マンスリーマンションの利用を検討する場合は、メリット・デメリットを踏まえた上で選ぶ必要があります。その際、賃貸マンションやビジネスホテルとあわせて比較すると、それぞれのメリット・デメリットが分かりやすくなるためおすすめです。

1ヶ月の滞在にかかる滞在費を重視した場合、ビジネスホテルよりはマンスリーマンションがおすすめです。
1週間〜2週間程度の滞在の場合は、マンスリーマンションではなくウィークリーマンションの利用となるケースが多く、1泊当たりの賃料も変わります。マンスリーマンションであれば「30日以上から利用可能」であるケースが多いため、利用可能な日数から検討してみましょう。

ただし、滞在費だけで宿泊先を決めることはおすすめできません。炊事・洗濯ができないホテルではコインランドリーで洗濯する必要がありますが、洗濯機がついているマンスリーマンションでは、洗濯の費用もかからず快適に過ごせる可能性があります。

長期滞在の場合、賃貸物件の家賃が最も安くなります。しかし、初期費用が必要なことや、一般的には2年契約の物件が多いため、短期滞在には向きません。
ホテルの長期滞在は、費用的にも部屋の機能的にも難しいでしょう。
マンスリーマンションであれば、賃料は少し割高ですが、初期費用がかからない分、総合的に見たら賃貸物件よりも安くなります。

1ヶ月以上の滞在で、賃貸物件かマンスリーマンションか迷った時は、契約期間における賃料・初期費用・家具家電・日用品すべてを総合した金額を比較しましょう。
以上のように、滞在費以外のメリット・デメリットも踏まえた上で選んでいくことで、快適な生活をおくることができる宿泊先を選択できます。

まとめ

マンスリーマンションのメリット・デメリットをしっかりと把握しておくことで、状況に応じて自分に合った宿泊先を上手に選び、活用することができます。
場合によっては、ホテルや新しく部屋を借りるよりも手軽に・お得に滞在できるかもしれません。

ぜひ一度、自分の求める条件と照らし合わせながら、マンスリーマンションの利用を検討してみてください。