2019/09/19

マンスリーマンションは即日入居できる?入居の流れや費用を解説

マンスリーマンションは即日入居できる?入居の流れや費用を解説

突然決まった出張や旅行の際に、ホテルではなく、マンスリーマンションやウィークリーマンションなどの短期賃貸マンションを利用する人が増えています。
マンスリーマンションは、生活に必要な一通りの家具や家電製品が揃っており、料理もできるため、自宅のような居心地の良さを感じることができます。
その一方で、ホテルではなくマンションに滞在するため、入居契約の流れがわかりにくい側面があります。
マンスリーマンションは即日でも入居ができるのでしょうか。
この記事では、マンスリーマンションへの入居の流れや費用、即日入居の注意点について解説します。

1.マンスリーマンションの即日入居は可能

急な出張などで慌ただしく目的地へ向かい、到着した当日にマンスリーマンションへの入居を希望する方もいることでしょう。
マンスリーマンションへの即日入居が可能な場合もあれば、不可能な場合もあるため、注意が必要です。

即日入居が可能なマンスリーマンションの条件として、まずは入居を希望するマンスリーマンションに空室があることが必要となります。また、入居希望日の午前中にFAXやメールで契約書類を送付しなければならないケースや、直接来店が求められるケースもあります。
その後、管理会社で事務処理がなされ、すべての条件が揃えば当日の夕刻から入居することが可能です。
しかし、中には即日入居を受け付けていないマンスリーマンションもあるため、可能な限り時間に余裕を持って契約することをおすすめします。

1-1.契約方法

入居を急ぐ方であればできるだけ迅速に契約を交わしたいところですが、マンスリーマンションの契約はホテルと比較するとやや煩雑となります。

まずは管理会社に空室確認したのちに、メールやFAXで送られてきた申込書に必要事項を記載します。すべての項目を記入した申込書に身分証明書の写しを添付して返送すると、管理会社から契約書が郵送されてきます。契約書の内容を確認して記名捺印し、返送します。

その後、指定期日までに請求入金を入金することで、契約が完了します。
マンスリーマンションに入居する際は定期建物賃貸契約を交わす必要があるため、ホテルと比べて手続きが面倒となります。

2.マンスリーマンション契約~入居までの流れ

マンスリーマンションに入居する際は、先述のとおり定期賃貸借契約を交わします。
基本的に保証人は必要なく、一般的な賃貸借契約と比べて早く契約できる特徴があります。ここでは、契約からマンスリーマンションに入居するまでの流れを、一般的な入居の場合と即日入居する場合に分けて紹介します。

2-1.一般的な入居

一般的に、マンスリーマンションを探し始めてから入居までには4~5日かかります。
以下、マンスリーマンションに入居するために必要な手続きや通常の流れを紹介します。

①検索
居住する予定地域のマンスリーマンションのホームページをインターネットで検索しましょう。
数多くのホームページがありますが、入居に関しての注意事項や管理会社をきちんと明記しているかどうか確認することをおすすめします。

②問い合わせ
目当てのマンスリーマンションを探したら、ホームページに記載している管理会社にメールか電話で問い合わせましょう。まずは、滞在希望の日程に空室があるか確認することが大切です。
さらに料金やwifiの有無、契約の際に必要なもの、そのほか気になることがあれば確認しておきましょう。

③申し込み
マンスリーマンションを運営する管理会社の指示にしたがって申し込みを行います。通常は入居申込書や指定フォーマットに必要事項を記載して、メールかFAXで送信します。
身分証明書も必要になるため、忘れずに一緒に送りましょう。送信ミスをしないように、十分に確認した上で送信してください。

④契約締結
メールやFAXの内容を確認したあと、管理会社から契約書が郵送されてきます。郵送物が到着し次第、内容を確認し、署名や捺印をして返信しましょう。
代金は前払いが基本となります。銀行振込やクレジットカード決済など、管理会社が指定した支払い方法で、支払い期日までに確実に入金を済ませましょう。

⑤入居
入居にあたり、部屋の鍵を受け取る必要があります。
受け取り方法として以下の方法があります。

  • ・事前に指定した住所に鍵を送ってもらう方法
  • ・入居当日に管理会社に鍵を受け取りに行く方法
  • ・滞在マンションに設置されたセキュリティボックスに保管された鍵を取り出す方法

そのほか、最近は玄関のドアにテンキーのパネルが設置してあり、暗証番号を入力して鍵を開けるデジタルテンキーを導入しているマンスリーマンションが増えてきました。
デジタルテンキーは鍵の受け渡しを行う必要がないため、スムーズに入居することができるメリットがあります。

2-2.即日の入居

即日の入居を希望する場合は、まずは即日入居できるマンスリーマンションを探す必要があります。即日の入居が可能な業者であればホームページにその旨の記載があるため、確認しましょう。

即日入居する場合、各手続きを迅速かつ正確に進める必要があります。入居にあたり必要な書面やお金は事前に用意しておき、当日の手続きに漏れがないように注意することが大切です。
管理会社によって手続きの流れが異なるため、入居前にきちんと確認することをおすすめします。

3.マンスリーマンションの入居にかかる費用

マンスリーマンションの入居にかかる具体的な費用は、入居するマンションによって異なりますが、その算出方法はどの管理会社もあまり変わりません。

入居にかかる費用
=(1日分の賃料+1日分の水道光熱費+1日分の管理費)×滞在日数+契約手数料+清掃費

ここに、インターネット通信費や保険代金、寝具代など個別の費用がかかってきます。さらに、当初の予定よりも入居人数が増えた場合の追加料金や延長の場合の再契約費用、備品を破損した場合の原状回復費用などが発生する場合もあるため、注意しましょう。

4.マンスリーマンションに即日入居する場合の注意点

マンスリーマンションに即日入居する場合は一般的な入居方法と異なるため、いくつかの注意事項があります。

●必要書類を準備
マンスリーマンションへの即日入居を希望する場合には、契約当日に契約書類の確認や本人確認を行います。
必要な書類が足りなければ契約を交わせないため、必要な書類は必ず事前に確認し、用意しましょう。

●物件
即日入居する場合、希望の部屋を借りることができるかどうかはマンションの部屋の空き状況によって左右されます。
即日入居はあくまで例外的なケースであり、希望の大きさや間取りの物件を借りることができない可能性がある点はあらかじめ心得ておきましょう。

●入金
必要な書類を揃えられたとしても、その日のうちに必要な金額のお金を入金できなければ即日で部屋を借りることはできないため注意しましょう。
支払い方法も管理会社によって異なるため、あらゆる支払い方法に対応できるように、事前に準備しておくことが大切です。

また、クレジットカードが使えるマンスリーマンションであれば、スムーズな支払いが可能です。

まとめ

マンスリーマンションは、料理や洗濯などをしながら自宅と同じようにリラックスして滞在できる施設です。
入居する際は、一般的には事前に申し込みを行う必要がありますが、申し込みをしたその日のうちに入居できるマンスリーマンションも存在します。

急な出張や遠征など、時間的な余裕がない場合でも入居できるため安心して利用できます。
これまでマンスリーマンションを借りたことのない方や、即日入居できるか疑問を持っていた方も、この記事を参考にして今後は気軽にマンスリーマンションを利用されてみてはいかがでしょうか。