2019/06/27

マンスリーマンションと賃貸の違いとは?契約・費用などを徹底比較

近年、新生活を始めるために部屋探しを行う際、「マンスリーマンション」という言葉を聞く機会が増えました。そのため、短期間などの期間が限られた物件を探す場合、マンスリーマンションと一般的な賃貸のどちらが良いか悩む人も多いでしょう。

今回は、「マンスリーマンション」と「賃貸」の契約の流れ・費用の違いを紹介します。また、マンスリーマンションを利用する際に、自分で用意することが必要となる備品も紹介しているため、引っ越しを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

1.マンスリーマンションと賃貸の違いとは

マンスリーマンションと賃貸では、保証人の有無や、入居開始までの手続きの方法など、さまざまな違いがあります。

以下は、マンスリーマンションと賃貸の特徴を表にまとめたものです。

〇「マンスリーマンション」と「賃貸」の特徴

  マンスリーマンション 一般的な賃貸
初期費用 不要 必要
保証人 不要 必要
手続きの煩雑さ 簡単 複雑
契約期間 1ヶ月~ 2年契約
家具・家電 生活に必要最低限の家具・家電完備 個人で用意
清掃 個人で行う 個人で行う
自炊 可能 可能

マンスリーマンションは、手続きの手順が簡単だったり、家具・家電が揃っているなど、利便性に優れています。しかし、マンスリーマンションは、一般的な賃貸とは異なり、初期費用を支払う必要がないため、一般的な賃貸と比べて費用が高めです。

1-1.マンスリーマンションを利用する人はどんな人?

マンスリーマンションは、単身赴任で赴任先に近い家を探している人や、お試しで1人暮らしを始めようと検討している人など、主に短期間の仮住まい先を探している人が利用しています。

最近では、マンスリーマンションは、ホテルよりも安く滞在することができるため、会社員や大学生だけでなく、観光や旅行先でゆっくりと過ごしたい人にも人気です。マンスリーマンションは、住居としてだけではなく、セカンドハウスや仕事部屋など、一時的に環境を変えたい人が利用することもあります。

2.マンスリーマンションと賃貸の契約までの流れ

マンスリーマンションと一般的な賃貸では、契約から入居開始までの流れが大きく異なります。

<マンスリーマンションの契約までの流れ>

1.物件を探す
インターネット上で立地や設備など希望の条件を指定して、希望に合った物件を探します。

2.申し込み
入居したい物件を見つけたら、会社のホームページから申し込みを行います。問い合わせや質問も、会社のホームページから行えます。

3.契約
マンスリーマンションの運営業者からの入居に関しての説明を受けた後、契約書にサインを行います。多くの場合は、申込用紙に必要事項を記載して、運営会社へ申込用紙を返送するだけで、契約を結べます。

4.支払い・入居
銀行振込で初期費用を支払います。銀行振込の他、Web上でクレジットカード決済ができる業者もあるため、仕事などで時間が取れない人でも、気軽に支払うことができるでしょう。支払いが完了したら、利用する部屋の鍵を受け取り、入居を開始することができます。

<一般的な賃貸の契約までの流れ>

1.物件を探す
不動産会社を回ったり、インターネットを使用したりして、希望の条件に合った物件を探します。

2.不動産会社へ問い合わせ
入居したい物件が決まったら、不動産会社へ入居が可能かどうかを問い合わせます。入居が可能であれば、物件を紹介してもらい、物件の見学を行います。

3.入居審査
物件を見学して入居を決定した後、入居するための条件がクリアできているかどうかなど、さまざまな審査を受けます。

4.重要事項の説明と初期費用の支払い
不動産会社から重要事項の説明を受けて、問題がなければ敷金・礼金等の初期費用を支払います。

5.契約
初期費用などの支払いが完了したら契約を結び、引っ越しの準備を行います。

6.物件の引き渡し~入居
物件の引き渡しが完了したら、引っ越しを済ませて入居を開始します。

マンスリーマンションを利用する場合は、入居開始までインターネット上で完結できますが、一般的な賃貸を利用する場合は、見学時と契約時には、不動産屋会社に訪問する必要があります。また、一般的な賃貸は、物件を選定してからの手順が多いため、審査に通らない可能性も少なくありません。

マンスリーマンションであれば、物件を探すところから入居開始まで、当日~3日程度で済ませることができますが、一般的な賃貸の場合は、半月~長ければ3ヶ月程度かかる場合があります。

3.【費用】マンスリーマンションと賃貸ではどちらがお得?

入居にかかる費用は、地域や不動産会社によって異なりますが、一般的な賃貸の場合は、敷金・礼金等の初期費用の他、退去費用の準備が必要となります。そのため、マンスリーマンションは、一般的な賃貸よりも安く利用することが可能です。

以下は、マンスリーマンションと一般的な賃貸の入居に必要となる費用を、表にまとめたものです。

滞在期間 マンスリーマンション 一般的な賃貸
1ヶ月 150,000円 750,000円
3ヶ月 400,000円 900,000円
6カ月 750,000円 1,150,000円
10ヶ月 1,200,000円 1,450,000円
1年 1,300,000円 1,600,000円
2年 2,500,000円 2,600,000円
3年 3,850,000円 3,500,000円

入居する期間によっては、一般的な賃貸の方がお得となる場合があるため、滞在期間に合わせて物件を決めましょう。

3-1.1ヶ月~1年滞在するならマンスリーマンションがお得

1ヶ月~1年程度の短期滞在であれば、生活に必要な家具・家電などの備品を揃える手間やコスト、引っ越しの費用がかからないマンスリーマンションの利用がお得です。

一般的な賃貸の場合、賃貸借契約に早期解約違約金が設定されている場合があります。そのため、1年未満の滞在であれば、マンスリーマンションの利用がおすすめです。

3-2.2年以上滞在するなら一般的な賃貸がお得

2年以上滞在する場合は、一般的な賃貸の方がお得です。

マンスリーマンションは、契約プランやランニングコストによっては、2年までであれば一般的な賃貸よりもマンスリーマンションの方が安くなる場合があります。しかし、家賃だけで見れば一般的な賃貸よりもマンスリーマンションの方が割高です。マンスリーマンションは、入居期間を更新するたびに、更新料を支払う必要があるため、居住期間が長くなればなるほど一般的な賃貸の方がお得となります。

4.マンスリーマンションを利用する場合に用意が必要な備品について

マンスリーマンションは、期間を限定した入居を前提としているため、生活に必要な家具・家電が完備されています。設備が充実したマンスリーマンションであれば、調理器具から消耗品までさまざまな備品が揃っているため、衣類を持ち込むだけで新しい生活を始めることが可能です。

ただし、マンスリーマンションは、消耗品は自分で用意する必要があります。マンスリーマンションを利用する際は、入居前に用意されている備品の内容を確認することが大切です。

〇自分で用意する必要のある備品

  • キッチン用品
  • タオル類
  • 衛生用品などの消耗品

物件によっては、調理器具や食器類は、自分で揃える必要があります。マンスリーマンションに滞在している期間中、自炊を行う場合は、自分で用意する必要がる調理器具や食器類を確認しておきましょう。また、入浴後のバスタオルや歯ブラシ、トイレットペーパーなどの消耗品が備え付けられていない場合もあります。そのため、事前にマンスリーマンション会社のホームページなどで、用意が必要となる備品について下調べすることが大切です。

上記の他にも、インターネットを使用する人は、自分でインターネット接続環境を整える必要があります。最近では、インターネット接続環境が標準装備されている物件が増えてきていますが、必ずしもWi-Fiが用意されているとは限りません。物件によっては、インターネット非対応物件の場合があるため、インターネット接続環境にあるかどうかを確認しておくことも重要です。

まとめ

マンスリーマンションと一般的な賃貸には、契約の流れや費用など、さまざまな違いがあります。

マンスリーマンションは、引っ越しの手間コストを抑えることができるなど、単身赴任や長期出張、大学受験などの短期間の滞在に利用されることが多いです。しかし、2年以上の滞在を予定しいてる場合は、一般的な賃貸の方が、お得に利用することができます。

マンスリーマンションは、生活に必要な家具・家電が揃っていますが、キッチン用品や衛生用品、スマホの充電器などが用意されていない場合が多いです。そのため、マンスリーマンション会社のホームページで、自分で用意する必要のある備品を事前に確認し、滞在日数や予算に応じて、自分の滞在状況に応じた物件を選びましょう。